2018年に会社で買った本を振り返る
年の瀬なので、ブログでも。
うちの会社では、会社で書籍を購入してくれる制度がある。 購入した書籍は今年導入された本棚に蔵書され、みんなで読めるようになっている。
インターンの川口さんとささたつCTOの奥にあるのが本棚
どうやって申請するか
非常にシンプルである。 Slackでブックと叫ぶとbotがdocsの申請リストを返してくれるので、そこにほしい本を書き込むだけだ。 この時ばかりはハンターハンターのグリードアイランド編を思い出さずにはいられないし、快感である。
しばらくすると、プロダクト部の副部長である八谷さんから入荷のお知らせが届きます。
というわけで、僕らの技術書購入は大変に捗っているのだが、私が注文した本は今年10冊だった。 現在発注待ちなのが3冊なので、この制度をなかなか活用していると言えるだろう。
買った本
DeepLearning系
- ゼロから作るDeepLearning
- ゼロから作るDeepLearning2 -自然言語処理編
この2冊は良書として業界でも有名だったので、そばに置いておきたくてGet。2の方の帯に書いてある
作る経験はコピーできない
は非常に秀逸なコピーだと思う。
自然言語処理系
- テキストアナリティクス
オライリーのRによるテキストマイニングを私物で購入していたので、補完の意味でGet。金先生の本は安定感がある。
- 形態素解析の理論と実装
Mecabの作者である工藤さんによる形態素解析本。一部NLPerの界隈では発売が決まった際にざわついたため、私もその祭りに参入した。 あわせて読みたい記事は下記
- 社会調査のための計量テキスト分析
とある事情でKHCoderを使う意思決定をしたのだが、Macに代えて以降久しくWin環境に触れておらず、その間の進化も把握できていなかったので購入した。KHCoderは格段に進化していた事実に気づかされた。
機械学習関連
- 機械学習のエッセンス
はむかずさんの本。数式とPythonコードで構成され、学習にはとても良い内容。界隈でも評判が良い。
- 人工知能プロジェクト「ロボットは東大に入れるか」
新井先生を始めとした研究者が取り組んでいたプロジェクトの詳細な解説本。正直、今年購入した中でベストヒットかもしれない。 あまりにもよかったので、AI通信*1の2019年新企画で取り入れることがすでに決定している。
その他
- エンジニアの知的生産術
西尾さんの著書。Scrapboxでこれらの断片をウォッチしていたのだが、改めて書籍という形になったので、購入。 非常に簡潔によくまとめられている。
- ソーシャルアプリプラットフォーム構築技法
洋一郎さんの著書。現在携わっているプロジェクトで今後プラットフォーム化が見込まれる開発を行なっており、転ばぬ先の杖として購入した。1冊に幅広い知見が詰まっており、良書。
これは他と少し毛色の違う法律関連の専門書。実は今年経済産業省が「AI・データの利用に関する契約ガイドライン」を策定している。
この策定ガイドラインの解説書にあたるものだ。経験上、契約や権利関係には思い当たる節があるので、レファレンス用に常備した。
ちなみに
自著もきちんと献本をしました
2019年もまた色々な書籍が充実していくことになるんだろうなぁ。 私たちと一緒に蔵書を増やしてくれる仲間も募集しているので、興味があればぜひ!
それではみなさま、良いお年を!
*1:参考:AI通信について