出版してみた話

この記事はClassi Advent Calendar 2018 - Qiita 18日目の記事です。

2日目の記事(AI of the Year をAI通信から選んだ件 - Qiita )に続いて2度目のエントリになります。Qiitaに書いてない理由は察してください。

 

突然ですが、私、今年初めて書籍を出版しました。

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技術評論社が出版しているデータサイエンティスト養成読本の第5弾でビジネス活用編と題して、ビジネスにデータサイエンスを導入して推進する上でのつらみや転ばぬ先の杖となるTipsを様々な著者がオムニバス形式でお伝えする書籍となっています。

ご興味があれば、どうぞ上記リンクよりご購入ください。

記事を書いた経緯

 というわけで、社内のLTではしゃべったわけなんですよ。

しかし、社外LTのチャンスがない!

というわけで、供養の記事です。

出版の経緯

私がよく参加しているTokyo.Rというコミュニティがあります。R言語を使ってワイワイ楽しむ会です。そこにいつからか技術評論社の編集者の方も参加するようになりました。そうこうしているうちにデータサイエンティスト養成読本の1作目が世に輩出されてくるわけです。

2013年の出版でしたが、データサイエンティストのはしりの時期でもあり、けっこう評判がよかったみたいです。そこで味をしめた編集者が立て続けにこのシリーズを刊行していったというわけです。

たまたま、私はこの時期にWebメディアで連載を持っていました。

japan.zdnet.com

で、こうなるわけです。

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まあ、そんなこんなで4年ほど月日は流れて、なんとなく私の機運が高まったので、出版の企画に至ったというわけです。

共同執筆者集め

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仲間を頑張って集めました。

全体スケジュールイメージ

この出版に関するプロジェクトをざっくりとガントチャートにおとすと、以下のイメージです。

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比較的順調に進行しまして、約1年弱でリリースするに至りました。

便利ツールの紹介

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時には紙とペンが役立つケースもありました

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技術評論社で全体校正を行なった時の写真

また、原稿執筆時には、Yahoo!の提供するコワーキングスペースのLODGEに大変助けられました。ありがとうございました。

lodge.yahoo.co.jp

販促に向けたマーケ施策

これも色々と仕掛けました。

  • 業界の方への献本 & レビュー
  • 対談記事
  • 出版記念イベントの開催
  • 発売日にnoteで一部無料公開(のちに有料化)
  • ほか

成果

書評などの記事に関しては様々ありますが、ストロングスタイルを書いてくださった高柳さんとそれを引用した六本木で働くデータサイエンティストさんには感謝したいですね。

stakaya.hatenablog.com

tjo.hatenablog.com

対談記事はデータサイエンス業界に彗星の如く現れたマスクド・アナライズさんと著者の一人であるところてんさんによる対談記事があります。

gihyo.jp

gihyo.jp

出版記念イベントは著者の一人奥村さんの協力のもと、DeNA社で開催しました。

connpass.com

募集ではパネルディスカッション1~3しか書いてないのに、300人以上の応募があり、正直みんな何に期待しているかわからなくて、ドキドキしました。

内容については下記のメディアに取り上げていただきました。

genom.dena.com

そして、発売日に突然のコンテンツ無料公開!(現在は有料化)

そのおかげでAmazonのカテゴリ1位にもなれて、多くの反響ももらえました。

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 まとめ

  • 色々大変だったけど、やってよかった
  • Amazonに著者登録されて感動
  • カテゴリ1位も取れてよかった
  • 発売3日後に増刷も決まって、評判もまずまず
  • 名刺がわりに書籍が使えるようになった
  • 1年を振り返って学びが多かった
  • 出版って大変だ

以上です。お疲れ様でした。

明日はayaimamuraさんです。楽しみですね。